おいしさの秘密 / The secrets of pure taste
1. 森が育む水・空気・土
日高の広大な森が与えてくれる上質な水・土・空気は、どれも作物にとって大切なもの。山から続く、清らかで澄んだ水が作物を潤し、森が蓄えた栄養分が肥沃な土壌を育み、たくさんの木々が新鮮な空気を送り出してくれています。当農園のお米や野菜は、こんな豊かな自然環境の中ですくすくと育ちます。
2. 昼夜の寒暖差
山あいにあるこの地域は、春から秋にかけて昼と夜の気温差が大きくなります(夏では15~32℃)。昼間にたくさんの日光と高い気温を受け糖質を作った作物は、夜間に冷え込むと活動が抑えられるため糖質が使われず、ぎゅっと甘みを蓄えます。さらに、気温が下がることで害虫や病気も少ないのです。
3. 独自の土作りと減農薬
元肥には発酵鶏糞を使用し、農薬や化学肥料は通常の半分以下に抑え、肥料には地元の競走馬の馬糞やパーク堆肥(牛糞)に、米ぬかともろみ殻の燻炭を混ぜた完熟堆肥を全面散布。殺虫剤には木酢液を使用。米ぬか、燻炭、木酢液は自家製で、安全で健康な土づくりを心がけています。
4. 徹底した品質管理
収穫したお米は、もみ殻がついた状態でセイロ(暗所)で保管し、1番美味しさを引き出すと言われる、15.5%前後の水分比率をキープ。お客様のご注文に合わせて精米しますので、1年を通して美味しいお米を味わって頂けます。生鮮野菜は、朝採りしたものをクール便で発送し新鮮な状態でお届けします。
PICK UP
おいしいお米ができるまで / Production processes
収穫後の田んぼに、自家製の完熟肥料とケイサンカリをまいて、雪の下でさらに熟成させます。
まだ雪の残っている4月10日頃、ハウス内で籾(種)をまき、温度や湿度に気をつけながら苗を元気に育てます。
鶏糞をまき、水をはって田おこしをしてから、丁寧に代掻きをして田んぼを整えます。
ウグイスが鳴く5月20日頃、いよいよ田植えの始まり。機械で次々に植えていきます。
朝晩、水の管理をしたり、あぜの草を刈ったり。稲に元気に育つよう声をかけ、天気にお願いをして成長を見守ります。
9月中旬、稲穂が頭を垂れ黄金色に輝いたら収穫。朝露を落とし、コンバインで刈り取ります。稲わらは結って乾燥させ牛の餌に。
低温で2回乾燥させます。もみ殻付きのままサイロ(冷暗所)で保管。ご注文間際まで眠らせています。
お客様のご注文に合わせて精米し、1年中いつでも新鮮な状態でご自宅にお届けします。